軽井沢町町議会6月定例会で福本は以下の一般質問をしました。
〇滞在型貸農園について
質問の背景
滞在型貸農園は発祥国ドイツの言葉でクラインガルテンとも呼ばれますが、私が主張する長期滞在型の来軽客を増やす施策に合致したもので、遊休農地対策としても有効です。例えば東京在住者が週末には軽井沢を訪れ町が用意した宿泊所に泊まり、同じく町が用意した農地で農作業を楽しんでもらうというものです。本年度は需要等の調査、事業化を決定した場合には来年度(R8年度)にクラインガルテン構想の策定、R9年度から農地等の整備という流れを想定しています。事業化の可否を決定するために需要調査は重要です。従来「緑のおたより」「風のおたより」「町ホームページ」によるアンケートの実施をするとの町答弁がありましたが、これらのメディアでは、すでに軽井沢に御縁のある方々にしたリーチせず、クラインガルテンを契機に軽井沢と新たに縁ができる方の潜在ニーズを知ることができないことから、需要調査等について質問しています。
問:滞在型貸農園の需要調査は「緑のおたより」「風のおたより」「町ホームページ」によるアンケートの実施を検討していると過去の答弁にあった。この方針に変更はないのか、また実施時期はいつか。他のメディアを利用する計画はあるのか。
実施場所について、農業委員からの推薦を受け付けたが推薦はなかったと以前伺った。その後の状況は。
農業振興地域内並びに無指定地の耕作放棄地の地主から実施場所として提供可能との申し出があった場合、受け入れるのか。
〇循環バスの利用促進策について
本年1月に追分公民館で実施した町との公共交通に関するワークショップを通じて、循環バス利用の潜在ニーズが掘り起こせていないと感じた。潜在ニーズを引き出し、循環バスの利用を促進するために次の2点を質問する。
1.人による目的地までの経路案内
実際には循環バスを乗り継いで、例えば自宅から商業施設へのアクセスが可能であっても、先に述べたワークショップでは、到達が可能であることに気がついていない参加者がいた。複数の路線図を見比べて、往復それぞれの出発時間を検討することは、多くの交通弱者によって敷居が高く、事実上自ら調べることはできない。電話や窓口で、目的地までの経路を案内できることを積極的に告知して、路線バスの利用促進に繋げたらどうか。
2.ICTを活用した目的地までの経路案内
ウェブサイト上で出発地と目的地を入力することで目的地までに利用する路線バスなどの情報を取得できるサービスを提供してはどうか。
例えば横浜市や新潟市は、各自治体に特化した経路案内をインターネット上で提供している。
あるいはつくば市ではGoogleマップにバス情報を掲載して、Googleマップで経路検索をすると、最適なバス等の経路情報を取得できる。町ではオープンデータの公開をすすめているが、バス情報をGTFSデータ リポジトリ等に公開してもGoogleマップにデータは公開されないので、能動的にアクションを起こす必要があるが、ICTを活用した目的地までの経路案内への考えを問う。
※写真は過去の一般質問の様子で、2番と記されている議席番号は現在とは異なります。