令和8年3月の軽井沢町議会定例会で福本は、「AIデマンド交通」「鳥獣被害対策」について一般質問しました。

このページではAIデマンド交通のついて記述しています。鳥獣被害対策はこちら。

AIデマンド交通

今回の定例会にはAIデマンド交通導入の本格導入(「よぶのる軽井沢」の名称でAIデマンド交通の実証実験はすでに3回実施されている)に関わる予算案が上程されています。AIデマンド交通導入は私が議員になった直後から導入を目指していたもので、喜ばしいことです。しかし、問題点も多くあり、質しました。

本会議に先立って開催された全員協議会にて以下の概要が説明されています。

  • 対象は町民、別荘滞在者、観光客等
  • 運用車両は4台
    • 3台を町民、別荘所有者専用とする案、ふたつのゾーンに分けて各二台運行する案あり。
  • 支払いは現金、キャッシュレス
  • 予約方法は電話、Line、アプリ
  • 運行開始は令和8年10月
  • 運行時間は9時〜18時
  • 予約時間は8時〜17時半/町民、別荘所有者は当日以外の予約可能
  • 運用日は年末年始を除く毎日

町案の問題点

私の調査によると、人口2万人の当町に必要な車両台数は4台。ただし、住民票を軽井沢に移していない定住者も利用することを勘案すれば5台は必要。

町の案では住民に観光客を加えた人数に対して4台という。一般質問では車両台数が全く足りないことを指摘しました。質問の全文は後段をご参照ください。

質問内容

来年度中のAIデマンド交通運行に向けての検討を進めていると承知している。今秋AIデマンド交通をスタートするのであれば、既に町として計画の骨子をお持ちと思う。あるいはプロポーザルにより事業者を選定し、その事業者の意見を参考にするという考えもあるのかもしれない。しかしその場合でも、町としてどのようなサービスが必要なのかという確固たる意見をもたなければ、それぞれ特徴のあるシステムを持つ事業者を適切に選定することは難しい。町が適切な事業者を選定する際に必要な視点が多角化できればとの思いもあり、町が考えるAIデマンド交通の骨子などを「よぶのる軽井沢」による実証実験にて得た知見も含めて質問する。

1)プロポーザルによる事業者選定にあたり、公募のみならず良質な事業者の選定のため、有望な事業者へ町から声をかけて応募をうなが`考えはあるか。

1)ゾーニングについて:‌ゾーニング、つまり町内を分割して運行し、ゾーンをまたいだ目的地の場合には別の車両に乗り継いで移動をする場合、利用者の利便性は低下する。一方、ゾーンの範囲内での利用者が多い場合にはゾーニングにより車両の効率的な運用が可能な場合もある。あるAIデマンド交通運行システム事業者によると、移動距離が10kmを超えるかどうかがゾーニングを実施するか否かの目安とのこと。東西12.5km、南北14kmの当町ではゾーニングせずにも運行できるように思える。しかし、当町には夏季に車の交通量が増加するという特徴がある。以前の住民課長の説明では、「よぶのる軽井沢」にて追分から軽井沢駅に移動する利用者について説明があった。ゾーニングをしない場合、道路が空いている状況下でこのような町内を横断する移動の利便性は高いが、交通渋滞が発生している夏季には車の有効利用に効果的とは思えない。ゾーニングをする、あるいはしない季節を分けることが効率的な運用につながる可能性があると考える。ゾーニング実施の可否を判断する基準、また季節によってゾーニングの有無を切り替える運行についてはどう考えるか。

3)ゾーニングが利用者ニーズに合致しているかの判断には過去の知見が有益だ。仮に投影資料のように町内をふたつに分割して運行をすると仮定する。西側は軽井沢中学校を、東側は0中部小学校を境界としている。重なっている中軽井沢エリアからは乗り継ぎ無しで町内のどこへでも移動できる。「よぶのる軽井沢」の利用で、ゾーンを超えての移動は何割であったか。

4)町としても、AIデマンド交通運行システム事業者の話を聞いていると思う。今までに何社から話を聞き、どのような知見を得ているのか。

5)プロポーザルの募集はいつ行うのか。

6)利用対象について通告しましたが、通告後に開催された全員協議会で「町民、別荘所有者、観光客等」を対象にするとの説明がすでにありましたので、この質問を割愛します。

7)全員協議会ではまた、必要な車両は4台との説明がありました。4台の根拠を伺う。左参照

週末は、よぶのる軽井沢はほとんどの場合予約できず、あてにできない交通機関だったのですが、この状況は把握していましたか。

そのような予約できなかった状況を考えれば、観光客の利用を含めて4台では到底不足すると容易に想定されます。当町の人口を考えると、町民だけの利用ならば、あるいは4台でもスタート時点の車両数としては及第点かもしれませんが、別荘滞在者を含めた利用を想定すると、4台では不十分です。当初資料で4台とされた台数は、この事業開始までの検討の過程で、適切な台数を再検討するべきだと考えますが、いかがか。

車両が足りなければライドシェアを活用すれば良いが、検討してはどうか。

8)「よぶのる軽井沢」では、それぞれの月平均で何人が利用したのか。内、住民の利用は何人であったのか。

9)「よぶのる軽井沢」では、他にどのような今後のAIデマンド交通システム構築のために有益な知見を得たのか。

10)予約方法について通告したが、通告後の会議で電話、line、専用アプリを検討中との説明があったので割愛する。

11)公共施設等に町のタブレットを設置して、スマートフォンを所持していなくてもネット経由の予約ができることが望ましいが、どう考えるか。

〇鳥獣被害対策について

1)県では来年度より熊捕獲報奨金を1頭8千円支給する方針を示しているが、町の熊対策に変化はあるのか。

1)国の鳥獣被害防止総合対策交付金を活用した県の有害鳥獣の捕獲報奨金支給事業を活用する方針は以前の環境課長の発言で承知している。ニホンジカの捕獲報奨金はどのように変化するのか。

本年度は、今後の捕獲に役立てるための調査を実施していると承知しているが、報奨金に絡む部分もあるので質問しますが、来年度も調査は実施するのか、あるいは調査は本年度で終了したのか。

1)来年度も調査をする答弁の場合→なぜ二カ年も必要なのか。調査がうまく行かなかったためか。

ちなみに、イノシシ対策も県の捕獲報奨金支給の対象と思います。被害が増えていると認識していますが、専門業者に委託してはどうか。

3)町では高所におけるシカ捕獲に力をいれる方針と認識しているが、高所で捕獲したシカは埋没処理するにしろ持ち帰るにしろ、麓(ふもと)近くで捕獲したシカとは比較できないほどに、処理の手間がかかる。銃で処理した場合、危険な場所にシカが倒れて処理できず、そのまま放置といったことも想定されます。放置が増加するとクマの生態系に影響する可能性もある。高所での捕獲に対する委託料にはその点を考慮するのか。