令和7年3月軽井沢町議会定例会における福本の一般質問の要旨です。
町長就任時の所信の達成状況について
町長は令和5年第1回軽井沢町議会定例会3月会議において就任にあたっての所信を述べた。就任後2年を経た今、その達成状況を伺う。
軽井沢町の持続性と発展のために実施した伝統を生かした革新
(1)「町の持続性と発展を考えると、伝統を生かした革新は軽井沢にも必要な考えだと思います。」と述べたが、この2年間でどのような点で伝統を生かした革新がもたらされたか。
自然環境を守るために実施した見直しの達成状況
(2)「自然環境と町並みを守り、自然の再生計画にも取り組みます。」と述べた。現在自然保護対策要綱をはじめとして総合的な見直しを実施していると承知している。見直しがすべて終了してから実施するのではなく、随時改正を行っていくという趣旨の答弁が過去に担当課長からあったが、見直しの達成状況はどうか。
(3)誰もが暮らしやすく定着するまちづくりを行う、という所信について伺う。
公共交通の整備と渋滞対策としての鉄道利用の促進。現状では待ち時間が長すぎるので、20分に1本列車がくるように、軽井沢駅と信濃追分駅のピストン運行をしてはどうか。
①「公共交通の整備や渋滞対策」を挙げている。折しも現在軽井沢町地域公共交通計画を策定しているが、デマンド交通と循環バスから鉄道に乗り換えての移動は駅周辺の賑い創出につながると共に渋滞対策にもなるが、現状では鉄道の待ち時間が長くて利便性が悪い。しなの鉄道軽井沢駅と信濃追分駅の間をピストン運行すると30分に1本程度運行できるとしなの鉄道関係者が述べている。
令和5年3月定例会おいて、当該ピストン運行に対する町長の答弁は「変電所の増強、車両確保等の各設備への投資やダイヤ増便時の乗務員確保等を踏まえると費用対効果が見込めず、大規模な駐車スペースの確保も必要になるため実現は難しい」という趣旨であった。費用面ではしなの鉄道単体では無理ということと理解したが、町の事業として取り組む価値があるのではないか。乗り換えについては、循環バスやデマンド交通からの乗り換えを想定しているため、駐車スペースの問題はあたらない。
なお、このピストン運行はしなの鉄道幹部発案のものであり、しなの鉄道として否定的な考えをもっている訳ではないと考える。ピストン運行についての考えは。
町長独自に政策としてはじめた障がい者支援と高齢者福祉は
②“障がい者支援や高齢者福祉”のテーマについて、現状を把握して“できることから始める”と述べた。就任後に町長独自に政策としてはじめた障がい者支援と高齢者福祉はなにか。
広域連携として他市町への通院、買い物のためのバス運行を
(4)「広域連携を視野に推進することも重要だ」と述べた。高齢者からは他市町への通院、買い物のために市町をつなぐバス等の運行に対するニーズがあるが、そのような声にどう対応するのか。
軽井沢中学校の部活の地域移行について
来年度から部活の地域移行が本格化すると思うが、どのような状況なのか。指導料の保護者負担を含めて伺う。