令和4101718日と佐賀県の大町町と熊本県の山都町を視察に訪れました。大町町には防災ラジオの、山都町では有機農業を勉強させていただくことが目的です。

山都町は九州の真ん中あたりにある、人口役15,000人の町。柔道の山下泰裕さんのご出身地です。

山都町は昭和40年代から有機農業に取り組んでいるこの道の先端地。JAの有機認証を取得している農家さんの数がとても多く、町内9小学校の6校が給食に有機米の他、有機野菜を取り入れています。

有機農業に取り組むきっかけはふたつ。ひとつは生産者さんが農薬によって健康を害することを防ぐ事。もうひとつは化学肥料では、収穫量が一定で止まってしまうこと。

有機野菜の販売価格は、通常に比べて10%程度しかプレミアが付かないということでした。慣行農業に比べて手間がかかる割に報われていないというのが感想です。

収穫した野菜は全国に発送していて、またふるさと納税の返礼品としても活用しています。

新規就農者に定着してもらう施策として、ベテラン指導農家さんの元で1年間の指導を受けることができる研修制度を設けています。