コロナ禍の生活が日常になりつつあります。撲滅がなかなか難しい以上、上手く付き合うことが必要でしょう。感染拡大はしっかりと防がなければなりませんが、かと言ってすべての行事をストップし、外食をせず、会合を持たず、では多くの事業者が事業を継続することができなくなり、失業者も多出してしまうことでしょう。町内の小学校の給食ではずっと黙食を続けていますが、小学生の成長に影響を与えることが心配です。今年がコロナ禍での最適な日常について模索を続ける年になることは間違いありません。

今年は町長選挙や町議会の改選もあります。庁舎改築に、無理なく民意を取り入れる事実上のデッドラインの年でもあります。

国際的に注目を集める4月16日(日)~18日(火)に開催される『G7外相会合』では、多くの耳目が軽井沢に集まるでしょう。多くの中小事業者は以前の国際会議でそうであったように期間中軽井沢に来ないような呼びかけが首都圏で行われるのでは、等のデメリットを挙げて反対の意見をお持ちであることは承知しています。しかし、軽井沢の知名度を向上させて、当町のブランド価値を挙げることは長期的にみて大多数の事業者にとってメリットの大きなことであると考えます。子どもたちにとっても、町に誇りを持てる要因のひとつになるのではないでしょうか。

私の取り組んでいるテーマの一つである公共交通の問題では、二回に渡る実証実験を経て「よぶのる軽井沢」が夏には本格運行を開始する見込みです。町も事業費のおよそ1/3を支出する方針を示していますが、現状できない電話での予約と現金での支払いが担保されない限り予算案への同意は難しいと考えています。加えて夜間運行や事前予約なども望ましい運行条件です。

山積する軽井沢町内の課題ですが、今年もそれらの解決に向けて働いて参る所存です。どうぞ、本年も宜しくお願い申し上げます。

軽井沢町議会議員 福本 修
令和5年元旦

写真は今年の初日の出です。