町の訪問看護ステーションは、2019年5月10日より休止している。突然の休止といっても良いほど短い告知期間であり、多くの町民が失望、困惑し、再開を望む声は大きかった。
閉鎖の理由は人手不足。訪問看護ステーションとして活動をするためには、常勤換算で2.5(フルタイムで働ける人手が2.5人分以上あること)という基準をクリアしなければならないが、退職後の補充ができず、休止となったのだ。
4月より訪問看護再開
人で不足は解消されていないが、常勤換算2.5に満たなくとも活動ができる「みなし指定訪問看護事業所」として、4月より、町の訪問看護ステーションが再開されることとなったのでお知らせする。ただし、24時間対応ではない。
「みなし指定訪問看護事業所」は常勤換算2.5を満たした訪問看護ステーションと比較すると次の点で違う。
- 訪問看護に必要な医師からの「訪問看護指示書」「特別訪問看護指示書」「在宅患者訪問点滴注射指示書」といった、“指示書”が主治医ではなく軽井沢病院の医師からのみ発行できる
- 軽井沢病院の患者さんだけが対象といった制限がある。
私の所属する社会常任委員会では昨年春より訪問看護ステーションを研究し、島根県雲南市の株式会社 コミュニティ ケア/訪問看護ステーション コミケアや佐久総合病院を視察するなどをして、3月10日「軽井沢町訪問看護事業の再開に関する提言書」を佐藤議長より藤巻町長に手渡した。
私は、「みなし指定訪問看護事業所」ではない、常勤換算2.5をクリアした24時間体制の訪問看護ステーションの再開が望ましいと考えている。今後も24時間帯製の訪問看護ステーション再開を目指したい。
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