西部小学校北側、1,000m林道の北側国有林にて林野庁による間伐が2020年末に実施されました。

ベルデ軽井沢さんに続く道は、東側が道路に沿って大きく伐採されたことについてはご心配の声もいただきました。

2020年12月11日に現地にて林野庁の森林管理官より説明を受けたので報告します。説明を受けたのは当地の藪刈をしている実行委員会のメンバー、近隣住民、軽井沢町役場の環境課、観光経済課の方々です。

このエリアの森林は、「水源涵養保安林」であると同時に森林空間を楽しんだり、森林レクリエーション提供場所として位置づけられています。木材としての販売には、高値で取引される樹木はほとんどないそうです。

ベルデ軽井沢さんに続く道の東側が道路に沿って大きく伐採されたことについて:

これは倒木が電線を寸断したことによって長期にわたる停電が発生した台風19号を教訓にしての伐採。。電線がある道路から10mを伐採し、台風時の倒木にる電線切断を防ぐ目的。

間伐をした面積:

全体の1/3

間伐の目的:

森林の密度を高めすぎないように間引き、それぞれの樹木へ日光が届き易くして森林の育成を促すとともに、下草の生育も促す。

この森は、約50年前の植林されたもので、今回が初めての間伐でした。間伐とは文字の通り、樹木の間を間引く作業を指します。今回は点状間伐と説明を受けました。本来は人が鋸をもって森に入って、全体を均質に1/3を伐採することが望ましいのですが、それではとても人手がかかり、予算もかさむからでしょう。今回行われた間伐は、重機が森に道を作り、道沿いを中心に伐採が行われました。結果として森の中に重機のキャタピラの跡が残り、少々寒々しい様相となりました。ただ、下草の育成によってまた森林らしい姿を取り戻してくれることでしょう。

25年後に再度伐採を行うそうです。その際は全ての樹木を伐採する主伐になるとのこと。そして再度植林。森林のサイクルが行われます。

なお今回は、毎年藪刈を実施しているエリア以外のベルデさんの東、西側の森林にも間伐が実施されました。