軽井沢町議会3月定例会が始まりました。新町長になって始めて、また改選前最後の定例会となります。

例年ですと3月定例会では新年度予算の審議がありますが、今回は新町長の施策を反映させるため、審議するのは人件費など待ったなしで執行する必要がある骨格予算のみ。政策的予算は6月議会にて補正予算として組まれます。一般会計の歳入・歳出の総額は155億円です。

予算以外の議案として皆さまに関係が深い議案を3つ挙げます。

1.軽井沢町消防団員の報酬に関連する議案

私の出身である横浜では、火事といえば消防署、迷人探しといえば警察が出動しており、全国的にそういうものかと漠然と考えていましたが、軽井沢をはじめ多くの地方都市では地元の青年を中心した有志からなる消防団が大いに活躍くしています。火事の際に真っ先に駆けつけるのは消防署に先んじて地元消防団ですし、迷い人探し、年末に「火の用心!」を呼びかける鐘をならしての夜回りなど、地域の防火防災に大いにご活躍頂いています。近年は消防団員のなり手不足の中、今回報酬をはじめとする消防団員各位の処遇を改善する議案が審議されます。

災害における出動又は捜索 8,000円
警戒その他町長が別の定める出動 3,500円
訓練 1,500円

これらは団員個人に直接支給されるようにするという議案です。

2.家庭的保育事業等の設備や運営基準を定める条例の改正

家庭的保育事業に「等」とありますが、保育園を含みます。福岡や静岡で相次いだ園児の送迎バス内への置き去り事故、また後を絶たない保育士による園児に対する虐待事案等を受けての条例改正議案です。この議案は送迎バスで園児の安全を確認することを義務化する、また懲戒権を削除する内容です。

3.軽井沢町副町長を従来の1名から2名にするための条約改定

現在の条例では副町長は1名とされていますが、土屋新町長の公約実現のために、次の3点を担当する副町長を1名増員して合計2名の副町長を置くための議案です。

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