令和5年2月27日、軽井沢町議会にて福本が一般質問を行いました。質問内容の要旨は次の通りです。

土屋町長におかれましては、この度はご当選、おめでとうございます。ご当選は、選挙公報に掲げられた各種公約が多数の町民より支持を得てのことと理解しております。そこで、今回の質問では、公約の内容について伺います。また合わせて風土自治における景観形成について質問します。

(1)公共交通の整備に向け、どのように取り組む予定か。また、従来町が検討していた「よぶのる軽井沢」事業への一部負担を行う考えはあるか。
過去の同僚議員からの質問に対して電話予約、および事前クレジットカード決済以外の支払手段の確保を求めていくという答弁があったと承知しているが、その点に変更がないかについても合わせて答弁を求めます。

またそれに加えて、翌日病院の予約をしている利用者が通院に利用することを考えると、混雑時は予約ができないことがある現状では使い勝手が悪い。さらに夜間運行も望ましいと言えます。事業費負担を行うに際してはその点を要求するべきだと思うが考えは。

事業費は負担したが、要求が叶わないということでは困る。実現をどのように担保するのか。

(2)渋滞解消に向けてどのような対策を講じる予定か。しなの鉄道軽井沢駅と信濃追分駅の間で列車の往復運行を実現することにより、渋滞対策や公共交通ネットワークの形成にも資するとともに経済効果も見込めると考える。「スライドお願いします」が、先の公共交通会議ではしなの鉄道が減便される方向が示されたとのことですが、当町の交通渋滞解消のための対策は待ったなしです。住民、別荘所有者へのアンケートでも幾年にもわかって渋滞への不満が挙げられています。ウラを返せば有効な手立てが多年に渡って打てていない現状がありましょう。これを打破するためには、打てる手をどんどん実行する必要があると考えます。軽井沢駅と信濃追分駅の往復運行はしなの鉄道関係者より私が提案を受けたものですが、非常に良い考えであると本日の一般質問に至っています。駅で降りたあとの移動手段が重要ですが、軽井沢駅に加えて中軽井沢駅、信濃追分駅を交通のハブとして機能を強化することで渋滞緩和が大いに期待されるところです。町の考えを伺います。

(3)子ども・子育て支援事業を充実という公約の具体策は。また併せて、事実上園舎のあるなしで区別され、国の予算対象外となっている認可外保育施設の保育士等に対して町独自の処遇改善を行うべきだと考える。例えば、「スライドお願いします」 当町の認可外保育施設のひとつ「森のようちえんぴっぴ」では軽井沢の自然を活かし2歳~5歳児が森の中で仲間と共に様々な体験を通して出会い、関わり合い、育み合う中で仲間への信頼感、自己肯定感を育てるという素晴らしい活動をしています。こちらはの写真はぴっぴにおける日常の活動の様子です。町の考えは。

(4)障がい者支援の具体策はなにか。

(5)高齢者福祉の増進に向け、木もれ陽の里にどのような機能を充実させるのか。

(6)情報を迅速に伝え、防災体制の整備を進めるとあるが、どのような取り組みを行うのか。情報を迅速に伝える手段としてはインターネットの活用が含まれると思うが、インターネット網、電話回線の寸断を想定すると、衛星を使ったインターネット網への接続ができる状態を整備しておくことが重要であると考えます。当町もメンバーである自治体衛星通信機構では従前FAXによる情報伝達しかできませんでしたが、今後の衛星を使ったインターネット網への接続についての
方針を伺います。

(7)スライドお願いします広域連携を推進し、軽井沢を起点とした滞在型の観光推進を掲げておられます。私もその必要性には全く同感で以前から一般質問等も含めて主張しているところですが、観光圏整備法に基づく観光圏整備実施計画の認定を受けた場合には、助成金が見込める事業がある。また、道路運搬法や旅行業法などの特例を受けることができ、当町がエコツーリズム推進法の基準に適合すると国から認められた軽井沢エコツーリズム推進全体構想の活用にも資すると思われるが観光圏整備法に基づく観光圏整備実施計画の認定についての町の考えは。

(8)軽井沢の特性に合ったスタートアップ企業の支援策を公約としていることを踏まえ、次の点を伺います。
①どのような企業を念頭に置いているのか。また、実施する具体的な支援策について伺う。

②軽井沢の特性を活かすという点で考えれば、獣害対策として駆逐されているシカを活かしたビジネスが挙げられる。町内でシカを解体しペットフードや食肉用に加工・販売して事業を展開している起業家がいるが、町内のシカは出荷制限により食肉用に流通させられない。出荷制限解除、あるいは一部出荷制限解除を積極的に進めるべきだと思うが、町の考えは。

③現在、町内のシカは町外の施設に処分委託しており、また処理施設への運搬は猟師に委託している。町内の施設でも町外施設と同等の条件で委託するべきだと思うが、町の考えは。

(9)遊休農地の滞在型貸農園への活用策とは農林水産省の農山漁村のうさんぎょそん振興交付金を活用しての、いわゆる「クラインガルテン」と呼ばれる活動とも思われるが、どのような策か。

(10)有機野菜は総務常任委員会でも所管事務調査事項として研究しているところですが、ブランド化策については、JAS認定の取得を前提としてのものか、あるいは独自の認定制度、または県の「信州の環境にやさしい農産物認証制度」の活用を考えているのか。
有機ばかりに着目すると慣行農業の生産者への目配りがおろそかになるのではないかと危惧されるが、慣行農業の推進についてはどう考えるか。

その他、以下の内容の質問を行う予定でしたが、時間切れで質問できませんでした。ただ、担当課長に聞いたところ、予定通り進めていくとのこと、安心しました。

答弁については改めて報告します。

写真は過去の一般質問の様子