令和元年第2回軽井沢町議会定例会6月会議にてはじめての一般質問に臨みました。質問は3件。以下は「通学に利用するバスの利便性向上について」の質問と行政からの答弁の抜粋です。

○議長(佐藤敏明君) 通告順9番、2番、福本 修議員。
〔2番 福本 修君登壇〕

○2番(福本 修君) 2番、福本 修でございます。
本日、私は次の3点についてご質問申し上げます。
まず、通学に利用するバスの利便性向上について、次に、独自産業化のさらなる推進策について、最後に、遊休農地解消対策としての小規模そば畑の推進についてでございます。
まず、通学に利用するバスの利便性向上についてご質問申し上げます。
軽井沢警察署の交通課長によりますと、長野県下の中学校の自転車が絡む交通事故が、昨年度、軽井沢中学校が長野県で一番多いという不名誉な記録でした。このような状況下、徒歩通学ができない居住地域の生徒、保護者の多くは、バス通学を望んではいるものの、バスの使い勝手の悪さゆえに自転車での通学を選択せざるを得ません。重大事故にこそ至っておりませんが、このような状況を放置しておけば、いつ最悪の事故が発生しても不思議ではなく、早急に知恵を絞る必要があると考えております。
平成29年度6月の社会常任委員会にて、住民課長より下校時間のバス時間の変更は難しいという趣旨の答弁がありましたが、その後、2年が経過しておりますので、何らかの工夫がなされたのではないかと思います。その点、いかがでしょうか、何らかの改善はありましたでしょうか、ご質問いたします。

○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。
原住民課長。
〔住民課長 原 富士子君登壇〕

○住民課長(原 富士子君) お答えいたします。
平成29年の6月に住民課長が答弁させていただいたその後の状況ですけれども、通学に関しての時間の変更はしてございません。
以上でございます。

○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。
2番、福本 修議員。
〔2番 福本 修君登壇〕

○2番(福本 修君) 本会議冒頭の町長の挨拶で、町内循環バスの平成30年度の利用状況が紹介されました。これによると東・南回り線はほぼ横ばいの0.14%減、北回り線は4.3%増でしたが、西回り線は4.5%減ということでした。西回り線だけが減少幅が大きい、これは何が原因であると分析していらっしゃいますか。

○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。
原住民課長。
〔住民課長 原 富士子君登壇〕

○住民課長(原 富士子君) お答えいたします。
西コースのバスなんですけれども、大概降雪のあったときとか降雨のあったときに利用されることが多いと思っております。今冬は降雪が少なかったので、バスの利用が少なかったというふうに考えております。
以上でございます。

○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。
2番、福本 修議員。
〔2番 福本 修君登壇〕

○2番(福本 修君) 住民課長、おっしゃるような面もあるかと思いますけれども、利用者ニーズを捉えていないバス運行時間が影響しているという可能性もあるのではないか思いますが、その点いかがでしょうか。

○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。
原住民課長。
〔住民課長 原 富士子君登壇〕

○住民課長(原 富士子君) お答えいたします。
循環バスにつきましては、地域住民の方から多くのご要望をいただいて、実現可能なものは要望を取り入れて利便性の向上を図っているところでございます。
通学の関係でご利用される中学生に利用してもらうためには、朝の時間帯、それから夕方の下校の時間帯、通学と下校に合わせた形でバスの時間は組んでいるというふうに思っております。
以上でございます。

○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。
2番、福本 修議員。
〔2番 福本 修君登壇〕

○2番(福本 修君) 繰り返しになりますが、バス時間の変更による利便性向上は、バス通学者を増やし、自転車通学者を減らす。そして交通事故を減らして子どもの安全を守る、そういう意味があります。単にバスの使い勝手をよくして便利にするという以上に優先度が高いものであると私は考えております。子どもの安全に直結しているからです。
2年前からの状況で大きな変化はないということでございます。また、下校の時間に合わせた運行スケジュールを組んでいらっしゃるということでもございましたけれども、実際に使い勝手が悪いという声が上がっているのも事実です。
そこで、ちょっと恐縮な質問ではありますが、軽井沢中学生の下校時間、把握していらっしゃるでしょうか。また、その時間に下校した生徒が、そのご配慮いただいたという運行スケジュールの何時何分のバスに乗って下校するということを想定していらっしゃるでしょうか、町内全域ですと時間がかかりますので、自転車通学者が最も多い西コースについてで結構ですので、ご答弁をお願いします。

○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。
原住民課長。
〔住民課長 原 富士子君登壇〕

○住民課長(原 富士子君) お答えいたします。
西コースにつきましては、15時台、17時台、18時台と、1時間に1便程度の運行をしておるところでございます。
以上でございます。

○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。
2番、福本 修議員。
〔2番 福本 修君登壇〕

○2番(福本 修君) 町内全域にわたる問題ではありますけれども、軽井沢中学から自転車通学の多くが居住する西地区について、今、質問をしたいと思います。
例えば、軽井沢中学校の最終時限は、基本的には水曜日は15時10分、他の曜日は16時10分になります。これに対し、軽井沢病院から中部小、古宿、借宿、追分宿、三ツ石へと進む西コースは、軽井沢病院を15時24分発、次が17時20分です。繰り返しますが、学校が終わるのが水曜日は15時10分、他の曜日は16時10分です。
軽井沢中学生やその保護者複数にインタビューしたところ、15時24分の便に乗れることはあるものの、学活の終了時間などによっては乗れないこともあり、乗り過ごしたら、次の便まで2時間弱あるため、水曜日にバス通学は選択できないということです。水曜日以外は16時10分に学校が終わっても、バスは17時18分発なので、待ち時間が長過ぎて、バス通学は選択肢に入らない状況です。よって、町内循環バス西コースにおいては、15時24分を6分おくらせて15時30分に例えばなるならば、あるいは、これとは別に16時30分の便を新たに設けることができるならば、バス通学がずっと現実味を帯びてくると、このように考えております。
次に、軽井沢病院から中部小、千ヶ滝、浅間台、大日向、借宿、信濃追分駅へと進む町内循環バス北回り線について考えます。軽井沢病院を16時18分、次が17時18分の出発です。再び申し上げますが、水曜日以外の軽井沢中学の最終時限は16時10分ですから、軽井沢病院を16時18分に出発するバスには乗ることができません。よって、町内循環バス北回り線、軽井沢病院を16時18分に出発する便は、少しおくらせて16時半に、このような変更ができるならば、利便性はぐっと向上しまして、交通事故の減少にもつながるんではないかと、そのように考えるわけですが、このような変更など現実的でしょうか、ご答弁をお願いします。

○議長(佐藤敏明君) 答弁願います。
原住民課長。
〔住民課長 原 富士子君登壇〕

○住民課長(原 富士子君) お答えいたします。
バスの時間が、学活の時間を終了してからバスには乗ることが不可能であるということだと思うんですけれども、バスの運行状況が、スクールバスではなく一般バスであるので、ほかの公共交通機関との連絡等も考慮した時間運行となっております。そのため中学校のほうでは、バスの運行状況により遅刻、早退する場合には、遅刻、早退としないこととして配慮をいただいているところでございます。このバスの運行時間につきましては、地域公共交通会議に諮りまして、ほかの交通機関ですとか、もろもろの状況を勘案して時刻の設定をしております。毎年審議をしておるわけですけれども、この決定に当たっては、バスの運行に伴う陸運局の許可要件ですとか、いろいろございますので、まずは地域公共交通会議を開催した中で検討していくということが必要になりますけれども、ご意見として伺いまして、検討できるところは検討したいと考えております。
以上でございます。

○議長(佐藤敏明君) 答弁が終わりました。
2番、福本 修議員。
〔2番 福本 修君登壇〕

○2番(福本 修君) まずは会議の俎上に上げてくださるということで、よろしくお願いしたいと思います。
繰り返しですけれども、単に便利、不便ということを越えまして、子どもの安全にかかわることでございますので、またこの変更で10分程度のおくれができればかなり助かるという状況でございますので、ぜひ、その辺、重ねてご考慮いただきまして、ご検討いただければ幸いでございます。また、増便に関しましても、ぜひご検討いただきたいと思っております。
では、さらなる改善をお願いしまして、この質問を終わります。